真冬のさなか、肌がピリピリ、いくらお手入れをしても乾燥がとまらない・・・
などトラブルを起こしている人も多いのではないでしょうか。
特に敏感肌、アトピー肌の方は辛い時期です。
「お肌が乾燥するのはよくない。」
これは誰もがご存知かと思います。
では、なぜ乾燥は肌にとってよくないのでしょうか。
まずは、お肌の仕組みを知り、肌荒れに悩まない生活を目指しましょう。
お肌って何?
私たちの肌の表面にある皮膚。
皮膚は身体の表面を覆い、総面積でいうと成人で約1.6平方メートル。
重さは体重の約16%にもなります。
人は様々な外部刺激(乾燥、花粉、ダニ、ホコリ、雑菌などなど)にさらされて生活しています。
その中、健康でいられるのは、身体を覆う皮膚が刺激をブロックするバリア機能を持っているから。
また身体から必要以上に水分が逃げ出さないように守ってくれています。
お肌では何が起こっているの?
お肌には沢山の役割がありますね。
この働きの最前線にいるのが「角質層」という細胞が積み重なった層です。
厚さは極めて薄く0.02ミリ(ラップ1枚ぐらい)しかありません。
ここでは角質細胞が何重にも重なり、水分と皮脂のバランスをとっています。
これがお肌の美しさ、ハリ、潤いのカギとなるのです。
どうして乾燥は肌荒れを起こすの?
では、このラップ1枚の角質層にある細胞を土のうとイメージしてみて下さい。
きちんと積み重なった土のうは浸水を防いだり、内部からの進出を防ぐバリケードの役割をしっかり果たしてくれます。
一方、ばらばら隙間だらけではガードが弱く役目を果たせません。
空気の乾燥、湿度の低下、気温の低下などの環境によりお肌が乾燥するとこの土のうと土のうの隙間が生まれます。
さらに乾燥が進むとひび割れたりバラバラと崩れだします。
そこから雑菌、ホコリなどの外部刺激が進入し肌はトラブルを起こします。
そのためいくらお手入れをしても乾燥が止まらない!状態に陥ってしまうのです。
助けて!どうしたらいいの?
まずは生活の中に潜む肌トラブルのもとを発見し改善しましょう。
・湿度
濡れた洗濯物を干したり、加湿器で湿度を上げる
・刺激物
唐辛子やアルコールなどの刺激の強い食事は、血管を拡張させ、皮膚表面の温度を上げて
痒みを強くさせます。
・ハウスダスト
こまめに拭き掃除をして清潔に保つ
・睡眠
身体が元気でないと免疫もでません。しっかり睡眠を。
・食事
バランスのとれた栄養が大切
肌よし!気分よし!
肌トラブルがないと、痒みによるストレスが軽減、寝不足解消だけでなく
気持ちも明るくなります。
冬だから乾燥するのは当たり前と諦めずに、肌のことを知って生活習慣を見なおし、
すこやかな肌で春を迎えましょう。