ライター・管理栄養士 御澤 栄輔

寒い冬は旬の美味しいものが増え、人と集まる機会も多いので、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。
でも、普段と違う食生活を続けると、胃腸が思うように働いてくれず、体調不調や肌荒れなどを引き起こしてしまいます。

そこで今回のテーマは「冬の胃腸疲れとその解消法」。健やかな胃腸で冬を快適に過ごしましょう。

胃腸は年中無休の働きマン

皆さんは食後、消化にどの位の時間がかかると思いますか?
白米で2時間肉類では長くて4時間程です。その間15秒~20秒に1回、胃はうねるような<蠕動運動(ぜんどう)>を繰り返し、食物と胃液をよく混ぜることで柔らかく吸収しやすい状態にして、腸へと送り出します。
大抵の人は毎日3食食事を摂るので、胃は休みなし。
年中無休で働き続けてくれるありがた~い臓器なんです。

消化の交通ルール守っていますか?

この胃のペースを乱すのが<よく噛んでいない食べ物><油っこいもの>です。
例えるなら交通渋滞の原因
必要以上に消化に時間がかかり、胃の消化能力を越えると未消化のまま腸に送り出されてしまいます。結果、体調不良やだるさ、肌荒れなどの原因に。
特に冬は寒さにより内臓の動きが鈍り、慢性的な胃腸疲れに陥りがちなので、美味しいからといって油物を食べ過ぎたり、よくかまないまま食べたりすることは禁物です。

胃腸をやすめるお粥

まずは規則正しい食事が大切ですが、冬におすすめの<胃腸リセット>

お粥!

古くから、胃にやさしい、肌つやをよくする、通じが良くなるなど10の利点=「十徳」があるとされてきた食べ物です。1日のうち1食を消化の良いお粥に変えるだけで胃腸の負担がぐっと軽くなります。

<小松菜のお粥(2人分)>
お粥との小松菜や大根菜などの青菜の持つ辛みによって唾液の分泌が増え、消化促進や殺菌効果があるのでもばっちりです。

白ご飯 200g
水 300ml
小松菜 2~3株
塩 小1/3~

1.小松菜を1cmずつ細かく切る。葉の所は向きを変えてもう一度切る。
2.鍋に水とご飯を入れ、中火にかける。
3.沸騰したら小松菜を入れ、水気がなくなったら塩を加えて味を調節したらできあがり。


+1で楽しみが広がる・・・梅肉やしらす、塩昆布

ちなみに正月明けの「七草粥」邪気を払う、無病息災を祈るなどの意味もありますが、年末年始の食生活を正す働きもあるんですよ。
一見ゲン担ぎのような習慣もちゃんとした理由があるんですね。

正月明けだけでなく、食べ過ぎたとき、肌の調子が悪い時にぜひお粥を食事に取り入れてみて下さいね。