ライター・一般社団法人次のキレイへプロジェクト 代表 高柳 昌弘
暑い夏は体力の消耗が激しく、紫外線もたくさん浴びてしまう季節なので、抗酸化作用のあるビタミンや、体調を整えるミネラルたっぷりの野菜をたくさん採っておきたいところですね。
僕もこ時季、ネオナチュラル母袋有機農場で、刈っても刈ってもグングン伸びる雑草と毎週戦っていて、作業後はいつもヘロヘロ。なので少しでも早く体力を回復できるように、大好きなビールを少しだけ我慢して、栄養たっぷりの有機野菜をたくさん摂るようにしています。
ところで、「有機野菜は値段が高い」と思っていませんか?
確かに、有機野菜は一般の野菜と比較して、20%~30%程度お値段は高いです。しかし「栄養価」で比較した場合はどうでしょう。
実は有機野菜は、通常の野菜と比較して、抗酸化物質を65%も多く含むという研究結果が出ています。また、ほとんどが有機栽培だった1950年代の野菜と、現在の慣行栽培の野菜を比較すると、例えばホウレン草では、ビタミンC・鉄分共に50年代のホウレン草の方がなんと5倍の栄養価があたのです。
実際に僕が購入している有機ホウレン草は、重量や色の濃さなど、スーパーのものと比較になりません。もちろん味も濃いです。
だから、栄養価を考えれば、有機野菜は決して高価ではないのです。(もちろん有機野菜の中にもあまり出来が良くない物もありますが・・・)
残留農薬やその人体への影響を心配する必要もありません。そう考えれば、有機野菜は非常にお得だと言えるのです。しかも美味しいですしね。
ついでにお話すると、コスメも全く同じです。
同じ植物エキスを配合していても、栄養価まで考えてしっかり育てられたオーガニック原料を使用しているスキンケア製品は、一般のものと比較すると効果が大きく異なるのです。(もちろん添加物を入れないことも大切ですね。)
僕はスキンケア製品の開発を「有機野菜を使った料理」のようなものだと考えています。
太陽の光をたっぷり浴び、栄養豊富な土壌で、生産者が丹精込めて作り上げた植物からできあがる「おいしいコスメ」。これからは、安心安全に加えて、効果効能でもオーガニックコスメを選ぶ時代だと思います。