ライター・神津まり江

 風景が白く輝き、目が眩むほどの強い日差し。この時季、きれいなお肌のためにいちばん気になるのは、なんといっても紫外線によるダメージのケアですよね。強い紫外線はくすみやシミ、肌の老化全般を促す大きな要因。けれど、日焼け止めを塗り直すのが難しい場合もありますし、そればかりに気を取られるのもちょっとストレスです。

 そこで私が実践しているのは、日焼け止めや帽子、サングラス(これは必ず!)である程度ガードしつつ、外出から戻ってすぐに行う〝速攻&リセットケア〞。その日の紫外線ダメージはその日のうちにケアをして、なかったことにしてしまおう、というものです。

紫外線ダメージには 3つの速攻ケア
①肌を冷やす
家に帰ったらすぐ、メイクを落とすのが面倒ならそのままでも、 冷水で肌が
ひんやりするまで顔を洗い、紫外線による肌のダメー ジを鎮めます。

②ビタミンCを摂る
肌を冷やしたら、グラ ス一杯のお水にレモン1/2 個分を絞って飲み、ビタミ
ンCを補給。体の中から紫外線による肌のダメージを鎮めます。

③ 22 時までに寝る
日差しをたくさん浴びた日はとくに、細胞の修復と新陳代謝を高めるため、
とにかく早く寝てしまいましょう。

 紫外線ダメージはいわば軽度のやけどですから、まずは肌をしっかり冷やしてあげることが肝心です。余裕がある時は、冷蔵庫で冷やしておいた化粧水でローションパックをするとより効果的。 昔から日焼け後のケアに使われてきたヘチマ水たっぷりの化粧水がおすすめです。

 ビタミンCは、シミやくすみ、肌の老化予防に力を発揮するものとしてダントツの成分。レモン以外でもよいのですが、サプリメントよりは新鮮な食材から摂る方が望ましく、身近な方が続けやすいということでレモンをおすすめしています。


 睡眠で大切なのは何よりも時間帯22 時から2時のいわゆる 「ゴールデンタイム」に取らないと、シミを作るホルモンが分泌されてしまいますから、夏は 一層要注意です。 

 どれもとても身近で簡単、すぐにできることだけど、 3つ合わせると大きな力を発揮してくれる。それが〝速攻&リセットケア〞の魅力です。

 太陽の光は、生命を育むためになくてはならない自然の恵 み。その大切さを忘れずに、紫外線と上手に付き合いながら、透明感のある健やかな肌をキー プしていきましょう。