いよいよ本格的な冬に向かい寒さが増していますが、寒さに背筋を正され、何か新しい事に挑戦したいなと思っている方もいるのではないでしょうか。

そんな向上心が高まる時期の今回のテーマは「成長ホルモン」です。

成長ホルモンと聞くと「子どもの頃に背を伸ばしたりするホルモンよね。」と思われる方が多いと思いますが、成長期が終わった30~40代はもちろん、60代になっても分泌されているのはご存知でしょうか。しかも老化防止健康的で若々しい身体を作ってくれる様々な働きをしているのです。

そんな「成長ホルモン」を味方につけ、いきいきとした身体、お肌作りをする方法をご紹介いたします。

大人に嬉しい成長ホルモンの働き

まず、成長ホルモンはどのような働きをしているのでしょうか。

一言でいうと、若々しく健康で美しくいるための要素を全て持ち合わせているような働きをしてくれている、ということが分かります。

味方にする3つのポイント

しかし、残念なことに、成長ホルモンの分泌量は年齢を重ねるに従って減少してしまいます。
ただ、これからご紹介する3つのポイントを押さえて、日々の行動を少し変えるだけで、その減少を食い止めて、分泌量を増やすことができます。

<睡眠>美睡眠を妨げるNG習慣に注意

成長ホルモンが最も盛んに分泌される時間は『眠り始めの3時間』と言われています。
ですので、長時間たっぷり寝るというよりは、始めの3時間をいかに深い良質な眠りにするか、が重要となります。夜遅くの夕飯、寝る直前のお酒、カフェインを多く含むお茶を飲むのはもちろん、寝る前のテレビやスマホなど深い眠りを妨げる習慣はできるだけ変えていきましょう。

<食事>空腹感もきちんと味わう

 さて次に大切なのが「空腹感」。小腹がすいたらお菓子をパクり。そんな方は注意です。お腹がすくと、胃の粘膜からグレリンという物質が分泌されます。この物質は消化機能を整えるほか、成長ホルモンの分泌を促すサポートをしてくれます。ですから、年齢とともに消化機能が衰えたり、不規則な食事が多かったりすると、結果として成長ホルモンの出にくい身体になってしまいます。
間食などはなるべく避け、ちゃんとお腹を空かせることを意識して生活リズムを整えましょう。

<運動>チョイきつ無酸素運動をプラス

成長ホルモンの分泌量UPには、運動もとても効果的です。
というのも、成長ホルモンは筋肉に「乳酸」などの疲労物質がたまると、それが刺激となって分泌されるという特徴があるためです。そして運動の中でも、より効果的なのが無酸素運動。ウォーキングなどの有酸素運動だけではなく、筋トレなどの無酸素運動で軽い筋肉痛(=乳酸が溜まった状態)を伴う方が、より分泌されやすくなるのです。筋トレなんて私には無理・・・と思われる方もいるかもしれませんが、女性でも簡単に取り入れられるエクササイズをご紹介します!

お肌の状態に対してスキンケアでできることは3割程
美肌には睡眠運動ストレス生活習慣環境、そして目に見えないホルモンなどのその他7割の要因もとても大きく関わる、ということを今一度思い出して、健やかで若々しいお肌・身体で過ごしましょう。